レンタル彼氏
誰かが俺の部屋の戸をたたいた。




「はぃ」

「俺、修斗。」

「…今開けます。」



ガチャッ



「よぅ。」

「はーざいます。」

「ちょっといいか??」

「あ、はい。」






俺は自分の部屋に修斗さんを入れた。





「あの、なんすか…??」

「あぁ、実はな昨日ナナちゃん来たんだ。」

「……。」

「一応「会わせられない」って言ったんだけど…」

「…入れたんすか…??」

「いやっ…。止めたんだけどナナちゃんが勝手に…」

「…じゃあ俺の事見たんすよね??」

「…ぅん」

「わかりました。」

「……じゃあな。」









俺はカバンから携帯を取り出して
この前メアドを教えた子と学校に行く約束をした。









「永遠ー!!」

「お~。優美ちん♪おはよぉ」

「はじめてじゃない~??永遠が私にメールなんかぁ」

「まぁそうだなぁ~。多分優美ちんが気になってきたのかなぁ♪」

「マッジィ!?私今彼氏いないから今のうちだよぉ~♪」

「んじゃ考えとくぅ~」





俺達は学校に着いて廊下を歩いてる時




「またなんかあったら言えよ」

『ぅん。』




ナナだ。
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