レンタル彼氏
『雅也…』

「ん??」

『私今日学校休むよ』

「そっか…。じゃあまた明日な」

『ぅん…おじゃましました。』






私は家の戸を開けてすぐにベッドに寝ころんだ。



『何よ…あれ…。』



~一週間後~



私はずっと雅也を避け続けた。

怖くて、怖くて仕方がなかったから。



「ナナ~。おはよ~」

『桃。おはよ~。』

「ねぇ、ナナ。」

『ん~??』

「雅也が呼んでる♪」

『え…』



教室の入り口の所を見ると








雅也が私を見ていた。





心臓の鼓動が早くなる。




「行ったらぁ??」

『…う…ん…』



私は雅也の所に行った。



なんかされる…



頭の中にこの言葉が浮かんだ。



『何…??』

「ちょっと来い」



グッ!!



私は雅也に腕を引っ張られて屋上に行った。



『何っ…』



ガシャンッ!!



雅也がフェンスを叩いた。



『……』

「…んで避けんだよ」

『え…??』

「なんで避けんだよっつってんだよ!!」

『……』



雅也がさっきと別人みたいに豹変する。



『……』

「何黙ってんだよ。殺すぞ」

『……』
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