レンタル彼氏
条件
~『条件』~
“じゃあな”って言葉、もぅ一生聞かないと思ってた。
またおんなじ事言うなんて
思ってなかった。
~次の日~
「よぉ、ナナ。なんだよこんな所に呼び出して」
『ぅん…。あのね…』
もぅ耐えられない。
今日こそは雅也に別れを告げるんだ。
「別れ話は聞かねぇから。」
『え…』
「それ以外の話だったら聞くけど」
『…雅也私の事好きじゃないんでしょ…??だから私の事殴るんじゃないの??』
「あぁ。今はあんまお前の事好きじゃねぇよ。でも、永遠にナナをやるのはなんか気にくわねぇから別れないだけ」
『…なんでそんな事…』
「なんでって…」
「面白いからに決まってんじゃん。」
『お願い…私と別れて…』
「やぁだっ♪」
『…私これ以上耐えられない…』
「じゃあ俺の言うこと聞く??」
『…何…??』
「聞いてんだよ」
『……』
『ぅん…。』
「じゃあまず⑩発殴らせろ」
『えっ…ぐはっ…!!』