レンタル彼氏
自由
~『自由』~
「…勝手にしろ。」
『え…??』
何…??なんで急に…??
『なんで急に…??』
「お前に嫉妬してる自分がムカついた。」
嫉妬…??
雅也私の事最後の最後まで愛してくれてたの…??
「早く行けよ」
『…ぅん』
『雅也。』
『今までありがとう。』
私は雅也に別れを告げて足早にあのビルに向かった。
ガチャッ!!
『ハァッ…ハァッ…ハァッ…』
「ナナちゃんっ…!!…新しい彼氏借りに来たの…??」
『永遠はっ…!?』
「永遠…??今呼ぶね」
何分か経って永遠が修斗さんと一緒にでできた。
「……何??こんな所来てて大丈夫なの??」
『もぅ別れてきた。』
「え…??」
『私、雅也と別れたからもっかいやり直そうよ!!』
「……でもどうせ①ヶ月だけだって」
『修斗さん。』
「え…??何??」
『永遠を…』
『永遠を私にください。』
これなら①ヶ月経っても別れる事なんてない。
だから私は永遠を借りる事から買う事にした。