辛 恋
目を覚ますと
私は、ベッドに寝ていた
その上、大翔さんに抱き締められていた。
そっと、大翔さんから
抜け出そうとしたら
身体が回転して
「きゃっ」
「目が覚めたか?」
「大翔さん、起きてたの?」
「いや、心が起きようとしたから。」
「お腹すいたでしょ?
シャワーします?その前に熱はかって
くださいね。」
「ああ、わかった。」
熱は、37度代になっていた。
大翔さんは、シャワーを浴びて
また、お粥を食べて
果物も少し食べて
薬を飲んで水分取って
また、寝室に戻った。
私は、洗濯物を片付けて
大翔さんに
「一度、家に帰ってきます。
着替えとかないし。」
「‥‥‥ああ‥‥
わかった。また、戻ってきて
くれるか?」
「はい、月曜はここから
仕事いきます。いいですか?」
「わかった、すぐに、戻ってこいよ。」
私は、大翔さんに鍵を預かり
家に帰った。
大翔さんが、タクシーを使うように
言うから、そうした。
タクシーの中から
おばあちゃまに電話しておいた。
着替えをしてから
改めて着替えを持って
出ようとしたら
おばあちゃまが
おかずを色々持たせてくれた。
おばあちゃまにお礼を言って
壬に連絡して
大翔さんの元に帰った。
大翔さんは、呼吸も少し楽になって
眠っていた。
大翔さんの食事の準備をして
大翔さんを起こして
食べさせ、薬を飲ませて
また、寝る。
それを日曜の朝まで
続けると
大翔さんの熱は、36度になり
顔色も良くなっていた。