辛 恋
⑪再会

今日は、従弟ジークの婚約披露
身内だけで行うらしい。

ジークは、今後ルーク伯父様の後を
受け継いで行かないと行けない、
重責もすごいだろうと思っていた。

まあ、規模は違うが
うちの壬も同じだが・・・

私は、遥の着替えをした。
遥は、キュートな紳士になり
パパは、朝から鼻の下を伸ばしていた。

壬もスーツに着替えて

私達もドレスに着替えて
今日は身内だけだから
カラーコンタクトも外して
裸眼で行く。

遥も知佳も知ってはいるが
「「ママ・心‥‥瞳‥きれい」」
「うふふっ、ありがとう。」
と、話ながら・・・

ママには、パパが
知佳には、壬が
私には、遥とロバートが
エスコートについて
七人で出掛けた。

知佳は、ルーク伯父様の自宅に
またまた、大騒ぎして
壬に叱られていた。

ルーク伯父様、レナ伯母様は、
遥を見て、可愛と・・
「遥、ルーク伯父様とレナ伯母様よ
ご挨拶をしてね。」
と、言うと
「はい、おはようございましゅ
やないはりゅかれす。」

ルーク伯父様達は、
日本語も話せるから
「ああ、おはよう、遥
     よく、きたね。」
「遥、レナよ。
  やっと、会えたわね。」
と、言いながら
遥を抱き締めていた。

ルーク伯父様は、
「心、大変だったな。
いけなくてすまない。」
と、言ってくれたから
「とんでもない。
伯父様や伯母様が
動いたら、大変だもの。
だけど、遥を受け入れてくれて
ありがとうございます。」
と、言うと
ルーク伯父様も伯母様も
微笑んでくれた。

知佳も緊張しながら
挨拶をすると
やはり、私のことで
お礼を言われて
「親友の事ですから
  当たり前の事です。」
と、英語で答えていた。
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