辛 恋

大翔は、直ぐにでも
心を抱きたかったが
一彦が許さずに
みんなは、クスクス笑っていた。

それから心達が日本に帰るときに
大翔も一緒に日本に行き
母親に報告と心と入籍をした。

おばちゃまにもきちんと報告した。

おばちゃまは、凄く喜んでくれて
おばちゃまからもらった
マンションは、おばちゃまが
掃除とかしてくれることになった。

心は、アメリカに渡る事にしたが
ゆきさんの事が気がかりだった。
すると、おばちゃまが
「私が、マンションの掃除しながら
ゆきさんのとこに行くから
心配ないよ。」
と、言ってくれた。

「壬も近い内に
アメリカに移るし
おばちゃまも一人では
寂しくなるから・・・」
と、言っていた。

私も年に何回かは
日本に戻りたいし
その事は、
大翔も、もちろん了承してくれた。

日本にいる間に
ゆきさんのところに
三人で行くと

ゆきさんは、
「お帰りなさい。」
と、言ってくれた。

大翔は、心や遥に対しての
母親の態度にびっくりしていた。

昔の母のように
優しくて、穏和な顔をしていたから。


その日は、遥も疲れて眠り

大翔は、思う存分
心を抱き潰し
「····アア…ハルっ…もぅ…むっ…り…」
「ここっ…ろの…なかっ…きもっ……
      ……ち····いいっ……」
と、何度も身体を繋げて
二人が、眠りについたのは
夜が明けはじめてからだった。
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