アルダ姫の大冒険
広い部屋中に響き渡る耳がつぶれそうなほどの叫びからして、
ライルにとってかなりの痛手を負ったはず。

しかし、それくらいで簡単に滅びるのがライルではない。

その時、戦闘が始まっていらい、
ずっと部屋の端で呪文を唱え続けていたアヤの呪文が終わった。

力をためたまま、ガイとアルダに集中しているライル目掛けて呪文を放った。

アヤの放った呪文はライルに触れた瞬間、
鎖となり、ライルの体の自由を許さなくし
た。

もがけばもがくほどに締め付ける鎖。

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