アルダ姫の大冒険
「ガイーーーーー。」

あれからアルダは姿を変えて、城を抜け出していつもの武器屋へと来ていた。

「あっ、アルダ。どうかした?そんなに慌てて。」

ガイが不思議そうに聞くとアルダは息を切らせながら言う。

「町にモンスターが入ってきたんだって!」

「知ってるよ。」

アルダはあせりながら言うのにたいしてガイはいたって冷静に答えた。

「知ってる?知ってるのなら何故そんなに落ち着いていられるの?」

アルダはさらにあせりだす。

「だって、そんなの兵士たちがどうにかしてくれるでしょ。」

ガイはまったく興味なさそうに答える。


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