アルダ姫の大冒険
その体格のわりになんとも
優しそうな表情をしている。

アルダたちはおずおずと男性に話しかけた。

「あの、私たち旅のものなんですけど、船がほしいんです。
一艘譲っていただけませんか?」

アルダの声に男性は優しい表情のまま答えた。

「君たち旅人なんだ。
船かぁ…。俺達もこれを使って仕事してるわけだしなぁ…。」

そういいながら男性は腕を組み考え始めた。

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