アルダ姫の大冒険
「お前ら、いったいなんなんだ!」

急に後方から声がしたと思ったら
痺れをきらしたアインだった。

戦いの合間のゆったりとした時間が潰された。

しかし、ガイは微動だにせず答える。

「ただの旅人。」

そういい終えるとアルダに耳打ちする。

「アルダ、あの二人に取り付いた人魂、
どうにかできる?」

アルダはこくりと頷く。

「じゃ、お願い。
あいつは俺が止めておくから。」

アルダは少し微笑んだ。

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