アルダ姫の大冒険
しかし、サルトは暗い顔で俯いています。

そんなサルトを見て、アルダが笑顔で言います。

「大丈夫だって!!大丈夫。
この私が大丈夫って言ったら大丈夫なの。」

なんの根拠もない曖昧な発言だった。

しかし、サルトにとってはそれだけでもすごくうれしいことだったのだ。
アルダに向かって微笑むと、力強く拳を握り言った。

「そうですよね。私はアルダ様を信じます!!」

そのサルトの言葉にアルダは強くうなづく。

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