アルダ姫の大冒険
数分間石像を眺めた後、
ガイが唖然とした表情で意識を戻した。

少しよろける足でなんとか立つ。

「あれ、意識戻った?
いきなりボーッとするからびっくりしたよ。」

ケラケラと笑い声を立てながら言うアルダに、
ガイは冷や汗をたらしながらただこくりと頷いた。

「どうかしましたか?」

不思議に思ったアヤがガイに声を掛けた。

「この石像、人間だよ。」

「へ?」

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