アルダ姫の大冒険
ディースが再び右手を振り下ろした。
わずかにアルダの鼻先をかすめる。

その瞬間、アルダの意識が戻った。

「いっ…。また魔術にかかってたってわけか。
この怪我、生半可じゃないね。」

まだふらつく足元でしっかり自分の体を支えて大鎌をかまえるアルダ。
落ちてくるディースの左手をバックステップで交わし、
大鎌をディースに振り下ろす。

アルダの振り下ろした大鎌はディースの左肩にしっかりと刺さった。

それを勢いよく抜き、次の動作へうつる。

< 245 / 289 >

この作品をシェア

pagetop