アルダ姫の大冒険
「よし、では今夜はアルダとガイくんの旅の無事を祈って宴じゃ!!」

グラナ王のその言葉に城中が活気付いた。

「アルダ、今夜は騒いで、明日は体を十分に休め、明後日旅立つとよいだろう。
しかし、決して私より早く死なないでくれ。」

グラナ王は騒ぎ始めた城中の者たちの隅に隠れてアルダに耳打ちする。

「大丈夫よ。この私が死ぬわけないわ。」

「それなら安心じゃ。」

アルダはグラナ王に向かって満面の笑みを浮かべた。
幸せそうな笑みを。


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