アルダ姫の大冒険
「アルダよ。いちお戦士を目指しているわ。」

「サルトです。ネパラル、キレンと王宮の兵士をやってきました。」

「アヤです。見習い魔法使いです。」

「ガイ。ネパラルの武器屋の息子。」

ミラルと名乗る少女は少し体をびくつかせた。

「そう。ちなみに歳は?私は12よ。」

ミラルの歳が12ということに
アルダたちはミラルに疑いの眼差しをむけ、
自分たちも歳言い始めた。

「私は14歳。」

「24です。」

「いい年してるわね。」

サルトの歳にミラルは思ったことを素直に言った。
その言葉にサルトも少しショックをうけた。

「私は13です。」

「14。」

ミラルはそっ。と言ってイスから立ち上がった。

「ところで、あなたの本名を教えて。」
そういってアルダを指差した。

アルダの体が一瞬びくついた。
本名?と聞き返すと、ミラルはただえぇ。と言った。
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