アルダ姫の大冒険
突然現れたたった12歳の少女に
仲間と結婚させろと言われたのだ。
誰だって驚く。

「なんでガイなの?」

アルダの質問にミラルは口角を上げて答えた。

「それが運命だからよ。」

「ちょっと待て!勝手に話進めんな!
俺はなんの承諾もしてない!
だいたいなんで腕に手まわしてんだよ!」

「あら、私では不満?
こんなちんちくりんのおばさんより
ずっとましだと思うけど。」

そういってミラルは顎でアルダを示した。

「ちんちくりんのおばさん!?」

さすがにこの言葉にアルダも黙っていなかった。

「ちんちくりんってあんたなんか12歳じゃない!
だいたいおばさんって
あなたも2年もしたら同じ歳になるんですからね!!」
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