アルダ姫の大冒険
その数秒後。

カランカラン

「あの、やはりアルダ姫は」

そういって引き返してきた兵士に男の子は笑顔で

「きていません。」

と答えた。

兵士たちはすまなさそうな顔をして、

「そうか。」
とだけ言って出て行った。
男の子はすぐに地下へ向かい走った。

「兵士たちはもうどっかにいったよ。」

アルダに向かって声をかける。
その声を聞き取ったアルダは

「そう、ありがとう。」

「いいえ。」

2人とも笑顔で言葉を交わす。
2人は地下を出て、近くにあったイスに座った。


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