アルダ姫の大冒険
「ねぇ、ガイ。あなたいま何歳?」
アルダの急な問いかけにガイは驚きましたが、ガイは答えます。
「15だよ。それがどうかした?」
「うん、私さ、いま14じゃん。私たちが出会ってからもう4年もたったんだぁって思って。」
アルダはなんだか不思議そうな顔をします。
「そうだよなぁ。時が流れるのって早いよな。あれからアルダは毎日ここに来るし。」
「だって、お城いやなんだもん。」
「最初は武器屋を見て驚いてたよね。」
ガイは笑いながらいいます。
「なによ。しかたないじゃない。初めてだったんだもん。」
アルダはほっぺをぷくっと膨らませます。
「でも、あの時はアルダもかわいかったよなぁ。」
ガイは懐かしそうに目を細めた。
「なにそれ、いまはかわいくないってこと!!」
「いや、違うよ。あのころはもっとおとなしかったなぁって。」
「やっぱりいまの私は嫌だってことね。」
アルダは俯いた。
「いや、ほんとに違うから。」
ガイはアルダのご機嫌を取ろうと必死になる。