あと一欠片のピース
あとがき
はじめまして。
または、お久しぶりです。
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
緑川ふきです。
この度は数ある作品の中から「あと一欠方のピース」を読んでくださり、ありがとうございます!
中々に回りくどい作品となってしまいました。
当初の予定は、
・口の悪い女の子にパズルさんからの手紙が届くが、そのパズルさんの正体は誰なのか。
・影王子と爽やかな先輩と幼馴染の光王子に好かれた今宵はどっちを選ぶのか。
・東海道のことが好きな茜と千に好かれている今宵の関係はどうなるのか。
というような物語になる作品の予定でした。
それがどこからか、シリアスな物語へと変化をとげまして、なぜか残酷ながらも美しい(?)友情物語、という風になってしまいました。
いや待て美しくないよ、と思う方がいらっしゃいましたらごめんなさい、ご勘弁ください。
というわけですから、当初真尋の存在はなかったわけで、青木矢尋は「先輩」のはずだったのです。
確か友人作家、古畑芙美花に初期のあたりに感想をいただき、その際に真尋が生まれたのだったと思います。
真尋は、今宵の女嫌いの理由を明確にするために生まれました。
ですがそれがすぐにわかってしまうとつまらないので、男子にも女子にもいる名前を検索し、真尋と名づけました。
はじめ真尋の名が出た時に、真尋の性別がわからないまま読み進められた方は多いのではないでしょうか。
もしそうなれば私としては万々歳ですが、いかがでしたか。