運命なんてありえない(完結)
暗黒時代を終わらすもの

〜プロローグ〜暗黒時代


社会人になって初めての夏


私は人生で1番輝いていた。



梅雨が明けて、どこまでも続く青空の下でたくさんの友人や親族に囲まれて、大学時代から付き合っていた元旦那と生涯を誓った





そう


『元旦那』となったのだ



結婚式から2年経ち、新婚気分も薄れてきた頃に突然切り出された


『離婚』



実は薄々気付いていた


他に女ができたこと



その子にもきっと「運命だと思った」なんて言葉を吐いていたんだろう



今思うとチョロかったな私…




幸い正社員で働いていたし、子どもはいなかったので、離婚してすぐに一人暮らしを始め、スタートした私の暗黒時代



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