Death carried
Transporter
某日、アメリカ軍の主力軍用大型長距離輸送機、C-17グローブマスターIIIがネパール山中に不時着した。
テロなどの事件性はなく、単純に機体のトラブルによるものとの事。
特別任務部隊タスクフォースに所属する、ダニエル・マクナイト少佐率いるマクナイト分隊は、この捜索及び救助活動の為に、早速出動していた。
しかし。
「何だ、こりゃあ!」
リック・グライムズ特技下士官が声を上げる。
山中に不時着したC-17の機体に残されていたのは、身包み剥がされた乗員2名のみ。
「大丈夫か、しっかりしろ」
後ろ手に縛られた彼らを解放する、マット・エヴァーズマンJr.二等軍曹。
「一体誰にやられた、積み荷は大丈夫なのか」
ジェフ・サンダース一等軍曹の問いかけに対し、乗員達は言った。
「救助部隊かと思っていた連中が、突然我々を拘束して、鮮やかな手際で積み荷を全て持ち去ってしまって…彼らは『Disposable』と名乗っていました」
「…また奴らか」
小さく呟くマクナイト。
彼の額に、ピキッ、と青筋が立ったのは言うまでもない。
テロなどの事件性はなく、単純に機体のトラブルによるものとの事。
特別任務部隊タスクフォースに所属する、ダニエル・マクナイト少佐率いるマクナイト分隊は、この捜索及び救助活動の為に、早速出動していた。
しかし。
「何だ、こりゃあ!」
リック・グライムズ特技下士官が声を上げる。
山中に不時着したC-17の機体に残されていたのは、身包み剥がされた乗員2名のみ。
「大丈夫か、しっかりしろ」
後ろ手に縛られた彼らを解放する、マット・エヴァーズマンJr.二等軍曹。
「一体誰にやられた、積み荷は大丈夫なのか」
ジェフ・サンダース一等軍曹の問いかけに対し、乗員達は言った。
「救助部隊かと思っていた連中が、突然我々を拘束して、鮮やかな手際で積み荷を全て持ち去ってしまって…彼らは『Disposable』と名乗っていました」
「…また奴らか」
小さく呟くマクナイト。
彼の額に、ピキッ、と青筋が立ったのは言うまでもない。