Death carried
その頃、ネパール上空。
「ごめんね…マット」
舷窓から眼下を眺めながら、PMSCs(民間軍事会社)『デュラハン社』所属の女性スナイパー、コートニーが呟いた。
彼女が乗っているのは、今回不時着したものと同じC-17輸送機。
デュラハン社が用立てたものだ。
その貨物室には、AH-64アパッチ攻撃ヘリコプター2機とOH-58カイオワ観測・軽戦闘ヘリコプター3機が積み込まれている。
言うまでもなく、不時着した機体に残されていたものだ。
デュラハン社は、この積み荷を『取得物』として、Disposableの協力を得て回収に来たのだ。
自分達の装備として運用する為に。
「本当はマット達から、こんなハイエナじみた事したくないの…」
「何がハイエナなもんか」
コートニーの隣でキューバ産の高級葉巻、コイーバをくゆらせる隻眼の男は、デュラハン社のボス、ゴースト。
「俺達は『拾ったもの』を『リサイクル』して使うだけだ。地球に優しい、いわばエコな行為だ。誰に咎められる事もありゃあしない」
「…火事場泥棒とも言うがな」
今回の任務に協力したバニングが、呆れたように笑った。
「ごめんね…マット」
舷窓から眼下を眺めながら、PMSCs(民間軍事会社)『デュラハン社』所属の女性スナイパー、コートニーが呟いた。
彼女が乗っているのは、今回不時着したものと同じC-17輸送機。
デュラハン社が用立てたものだ。
その貨物室には、AH-64アパッチ攻撃ヘリコプター2機とOH-58カイオワ観測・軽戦闘ヘリコプター3機が積み込まれている。
言うまでもなく、不時着した機体に残されていたものだ。
デュラハン社は、この積み荷を『取得物』として、Disposableの協力を得て回収に来たのだ。
自分達の装備として運用する為に。
「本当はマット達から、こんなハイエナじみた事したくないの…」
「何がハイエナなもんか」
コートニーの隣でキューバ産の高級葉巻、コイーバをくゆらせる隻眼の男は、デュラハン社のボス、ゴースト。
「俺達は『拾ったもの』を『リサイクル』して使うだけだ。地球に優しい、いわばエコな行為だ。誰に咎められる事もありゃあしない」
「…火事場泥棒とも言うがな」
今回の任務に協力したバニングが、呆れたように笑った。