ふたりで

「あっ、コーヒーおいしいよ。ちゃんと私が
カフェオレ好きなの、覚えてくれてたんだね。
ありがとう! ところで、何サークル?
降参するから教えてよ。」
と、言うと、またいたずらっ子のように、口角を少しあげて、こーちゃんは言った。

「真愛は、ここのコーヒーを飲んだから、もうこのサークルに入るんだよ!」


「ええ! それはないよ!」
と私が抗議する。

こーちゃんは、私の真っ正面に来ると、
「真愛。俺とのこれからを考えてくれないか。俺は、せっかくまた会えたんだから、真愛と一緒にいたい。」
こーちゃんは、今までとは違う、真剣な眼差しを私に向けてきた。


こーちゃんの言った『一緒にいる』と言う意味が掴めず、私は困惑した表情でこーちゃんに問いただした。
「それって、私と付き合うってこと?」
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