ふたりで
こーちゃんは、
「本当にいいのか?後悔しないか?」
私が黙って頷くと、私を抱き上げ、ベッドへ運んでくれた。
その後、こーちゃんのベッドで、私たちはひとつになった。こーちゃんは、優しく丁寧に抱いてくれた。傷みは、あったけど、ひとつになれた喜びの方が大きかった。
自宅の哀しさで、泊まる訳にいかず、こーちゃんは、タクシーで送ってくれた。
「真愛、ありがとう。真愛のこと今までよりも、もっと大切にするな。絶対に泣かせないから。」
と言うこーちゃんの気持ちが嬉しかった。