ふたりで
ふたり*****
ふたりの関係
次の日、こーちゃんを見かけたが、いつものように3人でいたので、声をかけるのを躊躇してしまった。
急いで伝えることもないかと、こーちゃが一人になるチャンスを待っていた。
3日後、こーちゃんが学食ラウンジへ向かって一人で歩いているのを見つけ、思いきって声をかけた。
「こーちゃん、思い出したよ!」
と、幼い頃の雰囲気で、話しかけてみた。はたして、どんな反応をするか楽しみにしながら。
案の定、びっくりしてしばし動けずに立ち尽くす彼の姿に、してやったりと、私はくすくす笑ってしまった。
やっと、自分を取り戻して
「なんだ、もうばれちゃたのか! どうしてわかったんだ?」
彼は、つまらなそうに聞いてきた。
「実はね、この間の彼女、津山さんだっけ。彼女が、こーちゃんのことを芝宮と呼んでいたでしょ。だから 家で母に私の小さい頃の友達で芝宮と言う名前を知らないか、聞いたのよ。そうしたら、こーちゃんのお母さんの旧姓だとわかり、そこからこーちゃんのことがわかったというわけ。」
「ああ、真愛は、実家暮らしだもんな。おばさん元気?」
と、こーちゃんが聞いてきた。
「うん、すこぶる元気! こーちゃんとこは、おばさんは元気なの?」
と、こちらも一応聞いてみた。
「まあな。」
って、深く聞くなと言わんばかりの返事がかえってきた。
急いで伝えることもないかと、こーちゃが一人になるチャンスを待っていた。
3日後、こーちゃんが学食ラウンジへ向かって一人で歩いているのを見つけ、思いきって声をかけた。
「こーちゃん、思い出したよ!」
と、幼い頃の雰囲気で、話しかけてみた。はたして、どんな反応をするか楽しみにしながら。
案の定、びっくりしてしばし動けずに立ち尽くす彼の姿に、してやったりと、私はくすくす笑ってしまった。
やっと、自分を取り戻して
「なんだ、もうばれちゃたのか! どうしてわかったんだ?」
彼は、つまらなそうに聞いてきた。
「実はね、この間の彼女、津山さんだっけ。彼女が、こーちゃんのことを芝宮と呼んでいたでしょ。だから 家で母に私の小さい頃の友達で芝宮と言う名前を知らないか、聞いたのよ。そうしたら、こーちゃんのお母さんの旧姓だとわかり、そこからこーちゃんのことがわかったというわけ。」
「ああ、真愛は、実家暮らしだもんな。おばさん元気?」
と、こーちゃんが聞いてきた。
「うん、すこぶる元気! こーちゃんとこは、おばさんは元気なの?」
と、こちらも一応聞いてみた。
「まあな。」
って、深く聞くなと言わんばかりの返事がかえってきた。