星に願いを
出会い
《姫蝶SIDE》
またか…。
姫蝶「ここで何をしている?」
琥珀「姫蝶を待ってた。」
姫蝶「毎回懲りないやつだな。」
琥珀「俺には姫蝶が光を探してるようにしか見えねーんだよ。」
姫蝶「だとしてもお前には関係のないことだ。」
琥珀に出会ったのはつい1週間前だろうか…?
琥珀「姫蝶には関係なくても俺には関係があるんだよ。」
そんな自分勝手な…。
だから、族の人間は嫌いなんだよ!
族に入ってる自分が言うのもおかしな話だけどな。
姫蝶「今日はここまでだ。私は帰る。お前と話しても疲れるだけだ。」
琥珀は世界No.2の白虎の総長だ。
だとしても、私には勝てない。
それに、私は自分より弱い奴に闇から救ってもらおうなんて思ってもない。