星に願いを
《遥SIDE》
珠明からお揃いのアクセサリー欲しいって言ってくるなんて思ってもみなかった。
十字架のペアネックレスも買えたし…
家帰って姫麗の由来話すか。
でも、話したらバレるんだろうな。
俺が珠明のことをずっと好きだったこと。
遥「そろそろ帰るか。」
珠明「うん。そしたら、話してね。姫麗の由来。」
遥「話しても引くなよ。」
珠明「えっ?」
引かれはしないか。
【別荘】
遥「珠明。座って。」
俺が座ってるソファーに座らせる。
珠明「うん。」
遥「姫麗の由来、姫の様に綺麗だからって意味でつけた。珠明を初めて見た時、一目惚れして俺が総長になったら絶対幹部にするって決めてた。副総長が芹明っていうのは決まってたから。」
引かれるか?
おっと。
いきなり抱きつかれると流石に体制崩れる。
珠明「嬉しい!」
遥「引かねーんだな。」
珠明「引くわけないじゃん。みんなが憧れる遥が私なんかに一目惚れするなんて。」
本当、私なんかって言い方…。