星に願いを

【医務室】

有弥「腫れてんな。」

芹明「3日経っても腫れが引かなかったら、弓矢呼ぶか。」

有弥「お尻に痛み止めの注射してもらえ。」

連「注射だけは勘弁!」

芹明「湿布、貼ったから大丈夫だろ。」

連「芹明…なんで、あんなに強い?」

芹明「闇が深いから。お前はまだ、私のことを何一つとして理解してない。」

何一つとして理解できてない?

連「まだ、心を開いてくれてないってことか?」

芹明「そうかもな。」

心開いてくれてない?

どーしたら、開いてくれる?

連「どーしたら開いてくれる?」

芹明「自分で考えろ。」

連「芹明の闇が深い。俺が知ってる過去だけじゃないってことか?」

芹明「いや。」

有弥「せりが過去話したんだ。それだけでも進歩だな。」

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