星に願いを

芹明「まぁ、そんなことはどーでもいい。」

弓矢「そーだな。で、芹明は連に心惹かれ始めたか?」

芹明「まだ、わかんねーな。」

心惹かれるとか考えたことねーよ。

摩耶のことがあって恋はしないって決めてたから。

弓矢「多分だが、文化祭の時に自分の気持ちに気づかされる。」

文化祭?

芹明「なんでだ?」

弓矢「連が他の女に捕まってるの見てな…」

嫉妬…

ヤキモチ…

ってことか?

あんまり想像できねーけどな。

文化祭まで、あと4ヶ月近くある。

それに夏休みもある。

その前に体育祭か…。

だるいな。

芹明「他の女に捕まってるの見てか…多分、何も思わないと思うのは私だけか?」

弓矢「俺も最初はそうだった。でも、有弥が他の族の人間に絡まれてんの見て、居ても立っても居られなくなった。」

惚気かよ。

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