星に願いを

珠明「ってことは、芹明…どこの族かわかったの?」

秋生と摩耶の仇を取ろうとしてるやつなんて数少ないからな。

芹明「あぁ。だが、これは私の問題だ。私が殺した摩耶と私が刑務所に放り込んだ秋生の仇をとる。そんなやつひとりしかいねーよ。」

友夕「まさか夏生じゃないよね?」

夏生もいたか。

夏生って今、どーしてるんだっけ?

芹明「違うな。」

珠明「じゃあ、誰?」

芹明「言ったらついて来るだろ?言うわけねーから。」

珠明もだいたいの想像はついてるだろう。

遥「無理だけはすんなよ。」

遥はわかったみたいだな。

芹明「あぁ。」

私のせいで…
これ以上、犠牲者を出したくはない。
私が死ぬぶんには構わない。

だから、理緒にも高一3人組に何もありませんように。

< 243 / 333 >

この作品をシェア

pagetop