星に願いを
空明「真樹さん。本当にごめんなさい。」
芹明「私にも家族はいない。兄弟はいても、親はいない。」
真樹「芹明?」
芹明「私も真樹が理想としている家族に憧れてる部分はあった。でも、どこの家族も平和とは限らない。それが元族の人間とかならなおさら無理だ。」
空海「お姉ちゃん!家族ならここにいるじゃん!」
芹明「空海にはまだわからねーんだよ。」
真樹「芹明はなんでそーやって1人で背負う?花緒を殺された時だって1人で背負ってたんだろ?」
芹明「頼れる相手がいないから。相談できる仲間がいないから。仲間なんて所詮、うわべの付き合いだ。本当の仲間なんていねーんだよ。」
真樹「芹明は私にお父さんとお母さんを会わせてどーしたかったの?」
芹明「殺してもらいたかった。」
空明・真海「芹明!!!」
真樹「芹明。私はもう人は殺さない。それに私自身、自分の手を汚したくなくて秋生や夏生を使った。」