星に願いを

真樹「もういいんだ。お母さんが死んで摩耶のところに引き取られて摩耶が死んで私は独りぼっちだって言い聞かせて生きて来た。お父さんが誰なのか知らなかったし…でも、芹明を恨んでも仕方ないことに気づかされたの。」

芹明「誰に?」

真樹「摩耶からの手紙で。」

摩耶、ちゃんと真樹に手紙残してたんだな。

芹明「そうか。これからどーする気だ?」

真樹「お母さんの祖父母がいる大阪に行こうと思う。」

真樹も自分の人生決めたんだな。

珠明「真樹もよーやく前を向き始めたんだな。」

真樹「芹明、苦しめてごめんなさい。芹明にあたっても仕方ないことだったのに…本当にごめんなさい。」

芹明「別に構わない。」

芹明は本当に強い子に育ったよね。

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