星に願いを

芹明「それは、いいかもな。」

理緒「せっちゃんは誰かいないの?作ってあげたい相手とか。」

作ってあげたい相手か…。

なんで…琥珀の顔がうかんだ?
琥珀はもう許婚でもないただの同居人だ。

芹明「いねーな。」

理緒「せっちゃんもいつかできるといいね。料理上手だし。」

芹明「そーだな。」

この2週間、琥珀に会わなくなって…
忘れてたはずなのになんで出てきた?

理緒「早速!教えて!」

芹明「はいはい。」

理緒が元気ならそれでいい。
その理由が空海であれなんであれ、感謝しなきゃな。

執事・榊「芹明様。何かご用がおありでしょうか?」

芹明「理緒が空海に料理作りたいんだと。だから、一緒に作るだけだ。」

執事・榊「さようでございましたか。」

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