星に願いを
花緒「確かに芹明は笑わない。もともとは笑顔の絶えない子だった。でも、摩耶が芹明の笑顔を奪った。」
摩耶が関係してるのか。
連「摩耶って芹明にDVしてた?」
花緒「笑ったらぶたれる。なにヘラヘラしてるんだって。それで笑わなくなった。今じゃ、笑い方がわからないって作り笑顔しかしない。」
連「摩耶がいなくなった今、笑っても問題はないはず。笑い方がわからないからって笑わないのは芹明に笑う意思がないからなのか?」
花緒「それもあるわね。芹明は私が死んだことで闇に染まった。闇に染まった人間に笑顔は眩しすぎるって。」
闇に染まったから笑顔がないのも。
笑顔になれれば闇から救われるだろ。
連「俺は芹明を救うことができるのか?」
花緒「それは、私にもわからない。でも、芹明はもしかしたら救ってくれるかもって期待してる。それだけは事実よ。」