星に願いを

【家】

とりあえず…制服から着替えたい。

空海「理緒。着替える前にこっち。」

バレたか。
着替えてそのまま部屋に閉じこもろうと思ったのに。

くうちゃんの足の間にすっぽりハマる。
やっぱり男の人なんだって感じる。

でも、お姉ちゃんを殺した人たちとは違う。

それはわかってる。

でも、私はお姉ちゃんと同じ道を辿るのが怖い。

お姉ちゃんは族に入ってる人間と付き合って殺されたってせっちゃんが言ってた。

理緒「くうちゃん?」

空海「さっき、何思ってた?」

理緒「許婚いないのかな?って。いたら、私なんかに構ってたらまずいんじゃないのかなって。」

空海「俺の場合、自由にさせてもらってるから。お姉ちゃんが家のこと全てやってくれてるから。」

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