星に願いを

せっちゃんは全て背負ってる。

そんなことは知ってる。

理緒「そうなんだ…。というか離れて?」

空海「なんで?」

理緒「制服だと嫌だから。」

空海「そういって逃げる気でしょ?」

理緒「逃げても良くない?というか私なんかに構ってていいの?」

空海「うーん。理緒だから構ってる。」

はっ?えっ?

理緒「どういうこと?」

空海「理緒って天然?」

理緒「天然じゃないと思うけど…何で?」

空海「好きな人以外に構うと思う?」

好きな…人!?

理緒「今、好きな人って言った?」

空海「言ったけど?理緒はどうなの?俺のこと。」

たしかにくうちゃんのことは好きだけど…住んでる世界が違うから…

理緒「くうちゃんのことは好きだよ。でも、住んでる世界が違うから…私なんかじゃつりあわない。」

空海「俺は何も着飾らない理緒が好きなんだけどな。」

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