星に願いを

連「家では、強がる必要ねーんじゃない?」

芹明「えっ?」

芹明はそんな長く喋らない。
それは、きっと自分を守るためだろう。
世界No.1の総長として、周りからなめられたくないって気持ちからだろう。

連「どーせ、家の時は俺と芹明しかいないわけだし。家でも強がってたら疲れるだろ?家くらい力抜けよ。」

芹明「強がってないから。」

芹明の肩に手を置く。

連「力入ってる。」

芹明「手をどけろ。」

もしかして、肩弱い?

連「肩凝りすぎ。」

芹明「マジでやめろ。」

肩弱いんだな。

連「少しの間だけだから、我慢しろ。」

こんなに肩凝っててよくも動けるよな。

芹明「お前、うまいんだな。肩揉むの。榊の時はすぐに殴ってたけど。」

榊さんかわいそう…。
芹明に殴られたらたまったもんじゃないだろうな。

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