溺愛彼氏と無口なお姫さま
体を揺さぶられて目がさめる。





「………終わった。………帰ろ」






俺の体を揺さぶっていたのは寺坂。






「ん。帰ろっか」



「…………」






コクリと頷く寺坂。






もちろん家まで送っていく。





帰っている間も俺が話して、寺坂が聞く。





寺坂の家の前に着く。






「寺坂。じゃあまた明日な」






ひらひらっとてを振る。






「…………」






お辞儀をしてガチャッと自分の家に入っていく。
< 10 / 34 >

この作品をシェア

pagetop