溺愛彼氏と無口なお姫さま
「一緒に帰ろ」



「…………」






コクリと頷く寺坂。






そして隣を歩く。






「なあ。今日はこの後どうする?」



「…………」



「すぐうちに帰る?それとも図書館行く?」



「…………」



「俺は寺坂とまだ一緒にいたいんだけど図書館でいいかな」



「…………」






コクリと頷く寺坂。






「よっしゃ。あ、本読み終わったからさ、また本選んでくれな」






またもやコクリと頷く寺坂。
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