ただ、貴方に逢いたい
返事を返してから10分以上経ったけど読んだ様子も来る様子もなくて……だんだん不安が募り出す。
「そんなに混んでるのかなぁ?」
噴水の前にあるベンチに腰掛けて待っていると、少し離れた街中が騒がしくなってきた。
プァーーーっと車のクラクションの後、物凄い衝撃音が響いた。人の悲鳴とか聞こえ始めてきて…なんだか胸がざわざわと騒ぎ出して。さっきまでは楽しみでドキドキしていたのが不安でドキドキする。
「電話してみよう…!」
呼び出し音は響くのに出てくれない。なんでだろう、いつもならすぐに電話に出て「どうした、倫?」って言ってくれるのに出てくれない。
「海音くん…!出てよぉ」
自然と涙が出てくる。もしかして街中にいたんじゃ…なんて暗いことしか考えられない。
「そんなに混んでるのかなぁ?」
噴水の前にあるベンチに腰掛けて待っていると、少し離れた街中が騒がしくなってきた。
プァーーーっと車のクラクションの後、物凄い衝撃音が響いた。人の悲鳴とか聞こえ始めてきて…なんだか胸がざわざわと騒ぎ出して。さっきまでは楽しみでドキドキしていたのが不安でドキドキする。
「電話してみよう…!」
呼び出し音は響くのに出てくれない。なんでだろう、いつもならすぐに電話に出て「どうした、倫?」って言ってくれるのに出てくれない。
「海音くん…!出てよぉ」
自然と涙が出てくる。もしかして街中にいたんじゃ…なんて暗いことしか考えられない。