ただ、貴方に逢いたい
近くまで行くと台に横たわった海音くん…。顔を白い布で覆われていて泣きそうになるけどグッと堪える。
そっと布を取ると眠っているように綺麗な顔があった。
「海音くん…」
彼の名前を呼んでももう二度と答えてはくれない。触れた頬は冷たくて……冗談じゃないんだとわかった。
「ずっといっしょにいようねって…言ったじゃない?」
のりこちゃんは私の手を繋いだまま泣いていた。
「少し…遅れるって言うから…待ってるって…クリスマスのこと忘れるなって……言うから忘れないって…」
あゆむくんも繋いだまま泣いていた。
私も悲しくて涙がこぼれだした。
「クリスマス…一緒に出掛けるって……約束守れてないよ…?」
海音くんと過ごすクリスマスは、何よりも楽しみで嬉しくて待ち遠しかった。今日はどんな日になるかなって思っていたけど……海音くんとの永遠の別れの日になってしまった。
そっと布を取ると眠っているように綺麗な顔があった。
「海音くん…」
彼の名前を呼んでももう二度と答えてはくれない。触れた頬は冷たくて……冗談じゃないんだとわかった。
「ずっといっしょにいようねって…言ったじゃない?」
のりこちゃんは私の手を繋いだまま泣いていた。
「少し…遅れるって言うから…待ってるって…クリスマスのこと忘れるなって……言うから忘れないって…」
あゆむくんも繋いだまま泣いていた。
私も悲しくて涙がこぼれだした。
「クリスマス…一緒に出掛けるって……約束守れてないよ…?」
海音くんと過ごすクリスマスは、何よりも楽しみで嬉しくて待ち遠しかった。今日はどんな日になるかなって思っていたけど……海音くんとの永遠の別れの日になってしまった。