ただ、貴方に逢いたい
エピローグ
あの後、泣き崩れたおばさんを連れておじさんは海音くんと共に家に帰って行った。私たちは、お父さんにあゆむくんとのりこちゃんを送ってもらって家に着いた。
「倫…疲れたろ?父さんと母さんは海音くんの家に手伝いに行ってくる。梨絵と一緒に居なさい」
「………………」
私は返事も出来なかった。そんな私を心配しつつ頭を一撫でして出ていった。
「倫、もう寝ようか?夜も遅いし…」
フルフルと顔を横に降りテレビを点ける。ちょうどニュースの時間で昼間の事故について流していた。
「ーートラックが軽自動車に突っ込み、勢いもそのままに歩道へと突っ込んでいった模様です。この事故でトラックの運転手は重症、軽自動車に乗車していた○×さん含めた3人と歩道を歩いていた5人が死亡、10人以上に軽重傷者が出たとのことです。警察でも更に捜査を続けると」
プツンとテレビが消える。
「倫、部屋行こうか。今日は一緒に寝ようか」
お姉ちゃんにタオルで目元を拭われる。あれだけ泣いたのにまだ、涙は枯れてくれないようだ。
「倫…疲れたろ?父さんと母さんは海音くんの家に手伝いに行ってくる。梨絵と一緒に居なさい」
「………………」
私は返事も出来なかった。そんな私を心配しつつ頭を一撫でして出ていった。
「倫、もう寝ようか?夜も遅いし…」
フルフルと顔を横に降りテレビを点ける。ちょうどニュースの時間で昼間の事故について流していた。
「ーートラックが軽自動車に突っ込み、勢いもそのままに歩道へと突っ込んでいった模様です。この事故でトラックの運転手は重症、軽自動車に乗車していた○×さん含めた3人と歩道を歩いていた5人が死亡、10人以上に軽重傷者が出たとのことです。警察でも更に捜査を続けると」
プツンとテレビが消える。
「倫、部屋行こうか。今日は一緒に寝ようか」
お姉ちゃんにタオルで目元を拭われる。あれだけ泣いたのにまだ、涙は枯れてくれないようだ。