ただ、貴方に逢いたい
「海音が出ていく時にね、倫ちゃんを迎えに行くのかって聞いたら『違う』って言ったのよ。待ち合わせしてるんだって楽しそうに言ってた。今からプレゼント買いに行って、そのまま倫ちゃんと出掛けるんだって」
「一緒にこのペンダントの雑貨屋に行くって…」
私が欲しいってあの時言ったから…。
「一度行ったときに品切れしてたらしくて、クリスマスの朝に再入荷するって聞いたらしくてね?倫ちゃんの欲しいものをあげたいって…」
あの日の最後の会話を教えてくれながらおばさんは泣き出してしまった。私もあゆむくんとのりこちゃんも涙が溢れてしまった。こんなに私のことを想ってくれていたなんて知らなかったから。
「倫ちゃん、カード入ってる…袋のとこ」
あゆむくんに言われて見てみればカードがあった。ペンダントにばかり目がいってた。
「一緒にこのペンダントの雑貨屋に行くって…」
私が欲しいってあの時言ったから…。
「一度行ったときに品切れしてたらしくて、クリスマスの朝に再入荷するって聞いたらしくてね?倫ちゃんの欲しいものをあげたいって…」
あの日の最後の会話を教えてくれながらおばさんは泣き出してしまった。私もあゆむくんとのりこちゃんも涙が溢れてしまった。こんなに私のことを想ってくれていたなんて知らなかったから。
「倫ちゃん、カード入ってる…袋のとこ」
あゆむくんに言われて見てみればカードがあった。ペンダントにばかり目がいってた。