ただ、貴方に逢いたい
「海音からの最後のプレゼント……大切にしてね?」
おばさんに抱きしめられながら告げられた言葉に只、涙を流しながら頷くしかなかった。
お葬式も滞りなく終わり、海音くんは居なくなって…。
だけどいつもと変わらない毎日が始まった。
朝、海音くんが待ってくれていた場所には誰も居なくて、
「倫ちゃん、お早う」
「…おはようございます」
おばさんも悲しみを隠して変わらない態度で接してくれる。それがすごく辛くて泣きたくなる。
変わったことといえば交差点に着けばあゆむくんとのりこちゃんが居ること。たわいのない話をしながら学校へと行けばクラスが別だから別れる。自分のクラスへ行けば、海音くんが居なくなってすぐは、腫れ物に触るようだったけど今は変わらず普通に接してくれるようになった。
おばさんに抱きしめられながら告げられた言葉に只、涙を流しながら頷くしかなかった。
お葬式も滞りなく終わり、海音くんは居なくなって…。
だけどいつもと変わらない毎日が始まった。
朝、海音くんが待ってくれていた場所には誰も居なくて、
「倫ちゃん、お早う」
「…おはようございます」
おばさんも悲しみを隠して変わらない態度で接してくれる。それがすごく辛くて泣きたくなる。
変わったことといえば交差点に着けばあゆむくんとのりこちゃんが居ること。たわいのない話をしながら学校へと行けばクラスが別だから別れる。自分のクラスへ行けば、海音くんが居なくなってすぐは、腫れ物に触るようだったけど今は変わらず普通に接してくれるようになった。