俺様がキライな女だっているんです!
『桐十、大好き!』

顔を見上げながら、笑顔で言う。

「……!ああ、うん。オレも…大好き。」

何回言ってもこれはテレるらしい。

可愛いな。

これからも仲良くいて、一生一緒にいたいと願っているから。

だから、私を離さないでね、桐。

「離さないから。大丈夫だよ、蓮。」

…思ってたこと、わかったのかな。

いつもタイミング良すぎ!

一生、離れられません。

「はい、蓮約束しようか。復唱して。」

『ん?』

「好きだと思ったときに、毎日でも好きということ。」

『好きだと思ったときに、毎日でも好きということ。』

毎日毎時間思ってるよ。

「イヤだと思うことがあれば、隠さずすぐにいうこと。」

『イヤだと思うことがあれば、隠さずすぐにいうこと。』

内容的に嫉妬もたくさんしちゃうだろうけど、多めにみてね。

「ケンカしてもその日に仲直りすること。」

『ケンカしてもその日に仲直りすること。』

なるべくケンカはしたくないし、あんまりしない私達だけど、しちゃったらできれば私を宥めてね。

「相手を一番に思うこと。」

『桐を一番に思うこと。』

いつでも桐が一番だよ。



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