晴れ渡る空の下で、君のために風となる。
その時の寂しそうな表情の意味を、私が知ることはきっとないんだと思う。
「……うん。今日も、空っぽ」
「そっか」
どうして手紙が来なくなったんだろう。
送った手紙に、変なこと書いたっけ? ……いや、いつも通りだったよなぁ。
私の好意がバレた? そんなつもりで文通してたんじゃないのに、って引いた? ……さすがにバレてないと思いたい。私の気持ちを知ってる2人が誰かに話したとも考えにくい。
やり取りが絶えた理由を必死に探してみても、これだ! って思い当たることは何もないんだ。
だからこそ怖い。
無意識のうちに何かしてしまったんじゃないか。愛想を尽かされてしまったんじゃないか。
そんかことをぐるぐると考えては、心がずーんと沈んでしまう。
「インフルとノロウイルスのダブルパンチでも食らってんじゃない?」
「何それ、この季節に?」
「あんまり深く考えないほうが身のためってことよ」
「……うん。今日も、空っぽ」
「そっか」
どうして手紙が来なくなったんだろう。
送った手紙に、変なこと書いたっけ? ……いや、いつも通りだったよなぁ。
私の好意がバレた? そんなつもりで文通してたんじゃないのに、って引いた? ……さすがにバレてないと思いたい。私の気持ちを知ってる2人が誰かに話したとも考えにくい。
やり取りが絶えた理由を必死に探してみても、これだ! って思い当たることは何もないんだ。
だからこそ怖い。
無意識のうちに何かしてしまったんじゃないか。愛想を尽かされてしまったんじゃないか。
そんかことをぐるぐると考えては、心がずーんと沈んでしまう。
「インフルとノロウイルスのダブルパンチでも食らってんじゃない?」
「何それ、この季節に?」
「あんまり深く考えないほうが身のためってことよ」