晴れ渡る空の下で、君のために風となる。
「私のことを見つけてくれてありがとう。私に手紙を出してくれてありがとう。感謝こそすれど、恨めしく思ってることなんて一つもない」
「とさ、かさ……」
「おかえり、リョータ。待ってたよ……っ」
笑って、泣いて。色んな感情がごちゃ混ぜになって、気持ちが追いつかなくて。
そんな状態の私を、リョータが優しく目を眇めて見ている。
「あり、がと。ただい……ま」
手紙のやり取りだけでも、リョータのことは好きだった。これ以上ないくらい好きだって思ってた。
でもこうして実際に会って、目を見て話して、更に気持ちが増していくのを感じる。好きが溢れ出してしまいそうになる。
愛おしいを超えるこの感情を、なんと形容すればいいんだろう。
「そういえば……手紙、読んだよ」
「へっ?」
広げたパイプ椅子に腰かけた私を見上げて、投げられたのはそんな言葉。
頭のてっぺんから出たような素っ頓狂な声に、リョータがまた笑う。
「俺、が眠って、る間……そこの棚に置い、て帰ってく……たでしょ」
「とさ、かさ……」
「おかえり、リョータ。待ってたよ……っ」
笑って、泣いて。色んな感情がごちゃ混ぜになって、気持ちが追いつかなくて。
そんな状態の私を、リョータが優しく目を眇めて見ている。
「あり、がと。ただい……ま」
手紙のやり取りだけでも、リョータのことは好きだった。これ以上ないくらい好きだって思ってた。
でもこうして実際に会って、目を見て話して、更に気持ちが増していくのを感じる。好きが溢れ出してしまいそうになる。
愛おしいを超えるこの感情を、なんと形容すればいいんだろう。
「そういえば……手紙、読んだよ」
「へっ?」
広げたパイプ椅子に腰かけた私を見上げて、投げられたのはそんな言葉。
頭のてっぺんから出たような素っ頓狂な声に、リョータがまた笑う。
「俺、が眠って、る間……そこの棚に置い、て帰ってく……たでしょ」