ありがとう、信じてくれて

嘘だと言って…

ーーー
ーー　　病院
ー

〖母ｻﾌﾞ〗

遥のところに行かないと…！

？？　『深山さん！！』

誰だろう。
振り返ってみると、荒井先生だわ笑

母　『遥が目覚めたときいて…笑』

先生
『そのことでお話が…』

話…？

母　『はい…？』

先生について行くと、診察室についた


ーｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…ー

先生
『どうぞ、座ってください』

言われるがままにすわると、

先生
『驚かないで聞いてください
　おそらく、遥さんは‘記憶喪失’です』

…？は？
記憶喪失…？
それってあれでしょ、なにも覚えていない…

先生
『ですが、忘れているのは
　人間関係のみだと思います。』

そう…。
人間関係のみか…

母　『記憶。　戻るんですよね？』

先生
『いつ戻るかは本人しだいです。
　ですがずっと戻らないこともあります。
　退院のこと何ですが、
　早くて夏休みが終わるまでです』