涙をみせない少女
次の日、私はいつも通りに学校に行き、授業には出ず屋上で一日を過ごそうとした…なのに…
「なんで、アンタがここにいんの?」
「あ、あの…」
「話かけんなって言ったよね?私を馬鹿にしてんの?」
「そんな事…」
「僕は貴女が好きなんです!」
「は?アンタ、やっぱり…」
「馬鹿にしてない!貴女はやっぱり怖いのですか?恋をすることを」
「なんで、アンタなんかに!なわけないでしょ!」
ついに頭イかれたか?
「私には大切な人がいるの、それにアンタと私では釣り合わないし、アンタにはもっといい女がいる。私はやめな。」
「生きているんですか、その人は」
「は?そんなの生き「本当ですか?」
何よ…その言い方…まるで彼のことを…
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